犬や猫を飼ってみた体験談をご用意しております

幸運のかぎしっぽ猫

愛猫との出会い

 

我が家のねこは野良猫でした。

ある日家でくつろいでいると、外から子猫の鳴き声が聞こえてきました。

 

どこにいるのか探しにいくと、庭先に小さくてガリガリの子猫がふらふらと歩いて、ミーミー鳴いていました。

捕獲しようと近づくと、人の気配にびっくりしたのか急に子猫が駆け出しました。

 

わりと素早くて焦ったのですが、ちょうど庭先に立っている駐車用の支柱と壁の隙間にすっぽり子猫が挟まって身動きが取れなくなったので、救助しました。

 

よく見ると子猫の目はパンパンに腫れており、傷で目が開かなくなってしまっていました。

これはまずいとすぐに動物病院に連れて行き、獣医さんにみてもらい、しばらく我が家で看病することになりました。

 

子猫はまだ離乳食を食べているような片手に収まるサイズの小さな子猫で、食事や排泄の世話や目薬とせっせとお世話をしました。

 

前が見えないのにちょこまかと移動する子猫にてんやわんやしながらも、なんとか両目が開くまでに回復することができました。

 

再び獣医さんに経過観察に受診すると、「片目は完全に視力を失ってしまっているから、野生で生きていくことはできない」と言われ、すぐに家族に迎え入れることに決めました。

 



やんんちゃな猫のために

 

やんちゃであちこち走り回るのと、すぐ狭い隙間に入り込むので、子猫がほこりまみれになって出てくることもあり、床掃除をマメにして綺麗にするよう努めました。

 

隙間はなるべく減らすか目が届くように整理整頓をして、子猫がどこに潜り込んでもわかるように気をつけました。

 

また、ひも状のものが好きでコードをかじったり、紙袋の紐などを飲み込んでしまわないよう、苦い味の齧り防止スプレーをしたり、配線をなるべくすっきりまとめました。

 

子猫が成長するにしたがって、高いところへジャンプしてのぼることも増えた為、ねこが登りそうなところには危ないものを置かないよう注意しました。

 

登られたくないところには乗れないよう上手く障害物を設置して、家具の配置にも気を配りました。

 

すると、今まで物が乱雑に置かれていた部屋が、すっきりと整頓され、ゴミもなく綺麗な状態が保てるようになったのです。

 

さらに、家族には喫煙者がいたのですが、子猫が家にきてからはタバコを吸うのを遠慮して、ついにはねこの健康のためにと禁煙に成功しました。

 

家や環境がねこによってとても改善され、人もねこも住みやすい家になりましたが、さらに仕事でも良い影響がありました。

 

生活だけでなく、仕事も良い方向へ

 

仕事で取引先の方とお話しをしているときに、「ねこを飼いはじめた」と言ったところ、どうやらその方もねこを飼っていたそうで、愛猫話しで盛り上がり、商談がとてもスムーズに進んだのです。

 

さらにはその方のお知り合いで猫好きの社長さんなどとも繋がりができ、とてもよくしていただけるようになりました。

 

プライベートでは、「ねこを飼っている」と言うと動物好きで優しそうなイメージや世話ができるしっかり者という印象を持ってもらえるようです。

 

異性と打ち解けやすくなったり、好きな動物の話で盛り上がることで親しくなることができました。

猫好きつながりで現在は良縁にもめぐまれて、うちのねこと相性がいいパートナーと一緒に生活しています。

 

仕事はけっこう夜遅くになったり、泊りがけになることも多かったです。

ですが、ねこと一緒に暮らすようになってから、「ねこが待ってる!」と思い、なるべく早く家に帰るようになり、おかげで生活のリズムも整いました。

 

ただ、やはり仕事で家にいないことが多いのでねこは寂しいらしく、すごく甘えん坊な性格になってしまいました。

 

家に帰ると必ず玄関前でお出迎えして、短いかぎしっぽをピンと立ててプルプルを震わせ、喜びを表現してきます。

 

そのあとは思いっきり足にまとわりついてくるので、可愛いけど踏んじゃいそうでいつもヒヤヒヤします。

 

仕事で疲れたり、何か悲しいことがあって落ち込んでいるときは、気がついたら近くでねこが寄り添ってくれているので、そのままねこと一緒に布団にくるまって、ふかふかの毛に顔をうずめると安心してリラックスできます。

 



幸運なねこ

 

「ねこのかぎしっぽは幸せを引っかけてくる」と言われているそうです。

 

それは「宝くじがあたる」だとか「欲しいものが手に入る」といった直接的な「幸運」などではなく、「優しい気持ちや気遣い」「楽しい、嬉しい」などの幸せな気持ちのことではないかと思っています。

 

それは「かぎしっぽ」「ねこ」に限らず、他のペットでも同じことが言えるのではないかと感じます。

 

お世話をする人がしっかりとその動物の習性や特徴をしっかりと知り、「どうゆう環境が住みやすいのか」「人と一緒に安全で快適に暮らすにはどうしてあげるのが良いのか」と考え、実行してあげるのが、思いやりや気遣いです。

 

それをペットや家族以外の人、友人や他の人たちの個性や特徴も自然に尊重してあげられるようになることで、みんなが気持ちよく、「幸せ」を感じられるようになると私はねこと暮らして思いました。