我が家の可愛い愛犬
我が家の愛犬・式部はラブラドールレトリバーのつぶらな瞳が可愛い女の子です。
生後4か月だった頃に飼育放棄された後、ご縁があり我が家にやって来ました。
ラブラドールは盲導犬で有名な犬種ですね。
穏やかで大人しいイメージが強いですがうちの子は人が大好きすぎて常にハイテンションです。
人を見ると初対面の人にも取り合えず尻尾をブンブン。
キラキラお目目で愛想を振りまき、お腹を出して「撫でて~撫でて~」と猛アピールする可愛い子です。
犬好きの顔見知りともなると「この人大好きっ」と喜びのあまり全力で突進してしまうので、リードをしっかり持っていないともう大変です。
他所の人やワンちゃんにもこんな感じでハイテンションなあいさつをするので、お散歩の時は相手にケガをさせたらいけないといつもハラハラドキドキしています。
あまりに落ち着きが無いので、いつもお世話になる獣医さんに何歳になったら落ち着くのか尋ねると「2歳頃には落ち着いてきますよ」と言われていました。
ですがもう7歳(大型犬の場合人間で言うとアラフィフ)になりますが、気持ちは無邪気な子犬のままです( ̄∇ ̄)
しつけ教室にも通っていますが私のしつけ方がまずいのか、なかなか落ち着いた状態をキープできません。
昔から三つ子の魂百までと言いますけれど、うちの子にもそれが確答するようなので今は彼女の個性として受け入れています。
ラブラドールを飼ってみての苦労
うちの子はラブラドールにしては小柄で体重が23㎏前後ですが、大型犬を室内で飼育するにはそれなりの苦労も有ります。
体が大きいのでちょっとしたいたずらでも被害が半端ない事です。
まだ小さかった頃にサークルで生活させていたのですが、お留守番の時に柵を飛び越え、家中のティッシュとペットシーツをビリビリにして遊んでいた事があります。
それ以来サークルは止め、クレートに(移動可能な犬小屋の様なもの)に入る訓練を開始しました。
クレートトレーニングは案外簡単です。
「ハウス」と合図を送りクレートの中にジャーキー等のおやつを投げ込むと喜んで中に入ってくれるようになりました。
最初は「こんな狭い場所に入れておくなんて可哀そう」と思いましたが、犬は元々巣穴を掘って生活する動物なので、心配ないとしつけの先生から教わりました。
夜間寝せる時にはクレートに入る事で、犬も人も落ち着いて過ごせるようになり、気持ちに少しゆとりが出来ました。
クレートトレーニングをしている事で生後1歳になってから、避妊手術の為に3日程入院しましたがお利口で過ごしていたようです。
お留守番の時は、牛の骨や蹄等の噛み応えのあるおやつをお共にしていると静かに待っていてくれます。
ドライブもクレートに入って安全に楽しめるのでクレートトレーニングはお勧めです。
我が家の番犬
式部を連れてドライブした帰りに、スーパーに寄って買い物をしていた時のことです。
私の車が車上荒らしに遭い車の扉と言う扉が開いていて、駐車場には警察官や人が集まって来ていました。
式部がクレートに入って乗っていたので、出くわした犯人に猛烈に吠えたようです。
それに驚いた犯人が慌てて飛び出した様子が防犯カメラに写っていた、と後で警察の方から聞きました。
その時に「この子は立派な番犬ですよ。ご褒美沢山あげて下さいね。」と褒めていただきました。
式部のお蔭で何も盗られておらず被害は有りませんでした。
いつもは愛嬌たっぷりで落ち着きがない子ですがやる時はやるんですね。
私は人が大好きで甘えん坊な式部の姿しか知らなかったので、うちの子の意外な一面を見て何だか感動してしまいました。
それと同時に、もしあの犯人に車ごと連れ去られ生き別れになってしまったらと思うと今でも背筋が寒くなります。
もう式部の居ない生活なんて考えられません。
犬も年をとっていく
そんな無邪気で元気な式部も今年の6月で7歳になりました。
体が丈夫で病気をしたことが有りません。
ワクチン接種や不妊手術以外は病院にお世話になった事が無い子です。
しかしそろそろ体の事が気になるシニア期に入って来ます。
出来るだけ長く健康でいる為に、何に気を付ければいいのか食事や運動法等を模索中です。
大型犬の老犬介護は飼い主にとっても大変だとよく耳にしますので、アラフォーの私も今から体力を付けなくてはと考えています。
体に負担が少なく筋力を付けるには、水の中で運動すると良いので、夏は毎年式部を連れて山奥の川や湖へドライブしています。
ラブラドールは元々狩猟犬で撃ち落とされた獲物を回収する役目を担っていた犬種です。
その為泳ぎが得意なので、水に浮くボールやおもちゃを水辺に投げてやればエンドレスで遊んでいられます。
体力が消耗してイイ感じに落ち着くまで、式部を思う存分遊ばせるのが私たち家族にとっても楽しみの一つです。
「落ち着きがなさ過ぎる」という理由で前の飼い主さんから飼育放棄をされていたそうです。
ですが人懐っこい式部と暮らしてみて、沢山の人やワンちゃんと友達になれた事が大きな宝物だと感じています。
愛想の良いあの子につられて誰とでもコミュニケーションできる喜びを人見知りな私に教えてくれました。
式部にはいつまでも元気で長生きしてほしいと切に願っています。