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愛猫が専用の爪研ぎを使ってくれないので先手を打ってみた

初めての子猫との生活

 

友人が飼っている雑種の猫が赤ちゃんを生んだので、一ヶ月後にそのうちの一匹を引き取ることになりました。

 

まだ動きがおっとりとして、いかにも子猫という感じの頃から飼うことができたのは、すごくいい経験だと感じます。

 

人生で初めてペットがいる暮らしを始めることになりました。

 

初めてだからこそ、成猫を飼うより子猫の方がペットの成長とともに、自分の飼い主レベルもゆっくり上げることができるので結果良かったと思いました。

 

飼い始めて暫くは、もともと動物が好きだったこともあり、小さな子猫のうちからお世話ができることにテンションは上がっていました。

 

その一方でまだ躾ができてない猫を、ちゃんとお世話できるかと不安も覚えていた時期です。

特に子猫だったのでやんちゃをしたり、室内の物を汚したりするのではないかと覚悟をしていました。

 

けれど、意外にも引き取った子猫はおとなしい性格だったため、部屋をかけずり回って物を倒したり、舐めたりするようなことはなく、トイレのしつけも案外スムーズにいきました。

 

これなら初めてのペットライフも順調と意気揚々としていましたが、ここに来て一番問題だったのは爪研ぎの時間でした。

 



爪研ぎ代わりにされる家具

 

テーブルや椅子の脚を爪研ぎ代わりに使うこともあって、せっかく買った家具が削れてボロボロになる出来事が頻繁に続くと、順調ともいっていられません。

 

早速、専用の麻縄が円い柱に巻かれている爪研ぎグッズを買って設置してみたのですが、なんと全然使ってくれません。

 

購入して最初のうちは数回ガリガリしているところを見かけたことはありますが、すぐにテーブルの脚の方がいいとばかりに方向転換してしまいます。

 

猫専用グッズなのにどうして人間用の家具の方がお気に召すんだよと内心がっくりきてしまって、このまま家中の物が爪研ぎされてしまうのではと、最悪の展開を想像して焦りも感じていました。

 

せめてソファとか椅子ならまだいいですが、買い換えが難しい壁やドアをガリガリ傷つけられるのはやはり嫌なものです。

 

一時期はガリガリされないように、壁や扉の平らな面に衝撃吸収マットを貼り付けたり、徹底的に猫の爪研ぎ対策を施していました。

 

もちろん困らせられることばかりではなく、小さな頃から飼い始めた子猫なので我が子同然にかわいがってはいますし、帰宅して一番に出迎えてくれるといつもよりたくさんご飯をあげたくなってしまいます。

 

そういう飼い主馬鹿になるエピソードは山ほどあるのですが、一方で帰ってきて木くずが床に見えると一気に落ち込んでしまいます。

 

何度もペットを飼ったことがある人なら、家具が傷つくことにもう抵抗感もないのかもしれませんが、何せ初めてのペットなのでこういった一つ一つの出来事が悩みの種にもなりました。

 

色々な爪研ぎを買っても・・・・・・

 

一応爪研ぎも色んな種類を買ってはみたのです。

材質が麻なのが嫌だったのかと邪推して、段ボール材質の消耗品タイプの爪研ぎ板を買ってみたり工夫はしてみました。

 

けれどどうしてか、うちの愛猫は既製品には興味がないようでした。

爪研ぎグッズ以外ばかりガリガリのターゲットにしてしまいます。

 

なので今度は、専用グッズがいけないのかと思い当たって、普通の木のまな板を壁に立てかけて使ってくれないかと思ったこともありましたが、結局それは爪ではなく噛んだり舐めたりとおもちゃ代わりにされてしまいました。

 

そうして色々試行錯誤して最終的に行き当たったのは、爪研ぎをしても家具にダメージが出なければいいのではという発想でした。

 



最終的に爪を切るという方法

 

つまり爪研ぎをやられる前に、爪切りで伸びた爪を切ってしまえばいいのだという考えです。

これまでそれをしなかったのは、やはり小さい愛猫の爪を切るのがちょっと怖かったからです。

 

ペットによっては爪切りされるのが苦痛になることもあるでしょうし、なるべくなら自然に過ごさせてあげたいなと思っていました。

 

けれどどんどん成長して、爪研ぎの力も強くなって家具が削れるスピードも速くなるしという未来予想図を考えれば、今のうちに先に爪切りに慣れさせておいたほうが賢明なのではと腹をくくりました。

 

初めて猫の専用爪切りを見た感想は、こんなペンチみたいなもので上手くできるのかと猫より私自身の方が戦々恐々でした。

 

けれど事前に爪切り動画を見たり勉強していたので、膝に乗せてバスタオルに包んでとシミュレーション通りにして、怖がらせずに切ってあげられたのではと感じます。

 

やはり爪研ぎしたい猫を人間が止めることはできません。

だからこそ飼い主ができることはといえば、その被害を減らしてあげることです。

 

なのでこれならいつでも家具に爪研ぎされてもダメージが少なくて安心だと思っていたのですが、爪を切ったら今度はいきなり爪研ぎグッズを使いだして衝撃を受けました。

 

以前はすぐに飽きてしまったりあんなに興味を抱いてなかったのにと、変わり身の早さに驚いてしまいましたが、恐らく爪が短くなったことで感触が変わって、こちらの方が気に入ったのだと何となく感じます。

 

結果としてよかったのですが、女心と秋の空と同じくらい猫は気まぐれだとまざまざと見せつけられました。

飼い主の思惑通りには、なかなか動いてくれませんね( ̄∇ ̄)