イメージしてた猫と違う
現在2匹の猫を飼っており、親は同じで、違うタイミングで生まれた猫です。
私は一人暮らしで、当初は会社勤めをしていたため、あまり家にいないこともあったので「猫なら飼えるかな?」と思い、知り合いからもらって来ました。
猫は気まぐれで、気分が乗った時は寄ってくるけど飼い主の思い通りにならないというイメージがありました。
さらに、一人を好むため多少家を空けても大丈夫かな?というのが買う前の印象です。
しかし、飼ってみるとイメージが一変しました。
我が家の猫はひたすら甘えてきます。
帰ってくるとドアの前でお出迎えは当たり前です。
ソファに座るとすぐに寄ってきて私の上に寝転がります。
常に撫でられたい衝動があるようで、頭突きをしてくることもよくあります。
常にくっついていたい思いがあるようで、どこでも付いてくることも特徴です。
2匹の猫の兄妹
私の場合一気に2匹を飼い始めたわけではなく、まずは兄のほうを引き取りました。
引き取った後に妹のほうが生まれたらしいので、一緒に暮らした経験はなかったようです。
兄はもらって来て3日で足の上に乗ってくるようになりました。
遊んでもらうことも大好きで、寝る時にも常にベッドに来る状態でした。
とても一人が好きなようには思えません。
1年半くらい経った時、一人では寂しそうにしている姿を見て妹を引き取りました。
妹が最初に来た時には、まさに猫という印象を受けました。
私や兄と距離をとっており、「一人が好きなのかな?」という印象でした。
猫にしつこく構うと嫌われるということはわかっていたので、しばらくそっとしておきました。
姿を見せるのも基本的にはご飯をねだる時だけという、典型的な猫の性格でした。
しかし、少しずつ近くに寄ってくることがあったので、私も少しずつ構い始めました。
そうしてほどなくすると、兄と同じような状態になりました。
今では妹の方が甘えてくるかもしれません。
犬っぽい猫とは・・・
2匹を比較すると、兄の方が犬っぽいです。
妹の方はどことなくかわいいことをわかっている雰囲気で、鳴き方もか細く可愛い感じで鳴きます。
兄は「遊べにゃー!」と言わんばかりに寄って来ます。
2匹の差こそあるものの、どちらも遊んでオーラがすごいのです。
私は現在ライターの仕事をメインとしているため、部屋でパソコンに向き合っていることが多いです。
しかし、どちらかが目を覚ました時には足元へ寄って来て「撫でてくれ」という催促の鳴き声が始まります。
その後、どんどん鳴き方はエスカレートして抗議の鳴き声に変わります。
落ち着かせるために抱きかかえると、いつの間にか眠っているという状態がよくあります。
2匹を見てみると、散歩をする以外は完全に犬と化しています。
犬と猫の違い
犬と猫の違いは、実家でどちらも飼っていることがあるので、わかっているつもりでした。
実家は広いということもあるかもしれませんが、猫が普段姿を見せることはありませんでした。
気が向いたら寄ってくるけどそこまで甘えることもない性格でしたので、イメージ通りの猫でした。
犬に関しては近づいただけで嬉しいという感じでした。
何も考えず、ただ甘えたい一心という印象です。
こうして私のイメージがついたわけですが、どういうわけか、うちの2匹は完全に犬を彷彿とさせる行動しかとりません。
生活の中で2匹は私にとても懐いてくれている印象なので、もしいなくなってしまったらということを考えると、気が気ではありません。
実家で飼っていた猫が他界した時、私はすでに家を出ていたのですが一週間は思い出して泣いていました。
人生の中で、10年は泣いていなかった状態だったのに、実家の猫が他界して号泣したのは自分でも驚いています。
あまり私に懐いていない猫でしたが、自分にとってショックが大きかったことに驚いたことを覚えています。
人間より先に犬や猫は他界する
大きな病気や事故がない限り、今飼っている猫も私より先に他界してしまいます。
実家では母親がペットロスとなり、もう動物は飼わないと言っていました。
他界した時はわからなかったのですが、今なら少しわかる気がします。
実家の猫は自分があまり世話をしていなかったからそう思うのかもしれませんが、今飼っている2匹がいなくなった場合、恐らく次のペットは飼わないと思います。
毎日掃除しているトイレ、毎日あげているご飯、そして帰宅すると寄って来てくれる2匹は、他の猫には変えがたい大切な存在です。
ソファに座っている時、近くに寄って来て撫でてくれコールも、やはり2匹だから可愛く思うのかもしれません。
猫を飼っている人は、自分が飼っている猫が一番可愛いと思っているはずです。
その理由は、最も接点のある猫だからだと思います。
ふとした瞬間、「もしかしたら実家で飼っていた犬と猫が生まれ変わって来てくれたのかな?」と思う瞬間もあります。
私が成長する中でたくさん育ててもらった実家の2匹です。
今も、私が辛い時などにも元気をくれていますし、今の2匹がいるから今、私は生きています。
懐けば犬っぽい猫ですが、そんな2匹が大好きです。