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生後まもない猫の赤ちゃんが来た!子猫の赤ちゃんお世話奮闘記

子猫との生活体験談

 

私は子供の頃から猫が大好きで、何匹か飼った経験があります。

 

はじめて一緒に過ごした猫は、父が仕事の帰り道に出会ってちょっとかまったらついてきてしまった…。

という茶トラの子猫でした。

 

その後も全て生後2か月は過ぎているだろうと思われる猫しか飼ったことがなかったので、猫のお世話が大変だと思ったことはありませんでした。

 

そんな私ですが、去年生後まもない子猫を預かることになりました。

 

猫には慣れているから大丈夫!

 

と気軽に預かったものの…小さな命が成長していく過程を、ハラハラドキドキしながら見守るという想像よりも大変な1カ月間でした。

 

生まれて間もない子猫

 

我が家に来たその猫の赤ちゃんは、生後1週間未満でおそらく4日目くらい。

もちろん目も開いてないし、毛もたんぽぽの綿毛のようでした。

 

手のひらでそっと包んで持ち上げた時、あまりにも軽くて急に心配になりました。

これは思ったよりも責任重大かもしれない・・・。

 

可愛い~♪と浮かれていないで、しっかりと責任もって預からなければ!

と一瞬で気が引き締まりました。

 

あらかじめ事前に色々と調べておいて正解でした。

 

赤ちゃん猫の育て方は、ミルクの時間・飲ませる量・排泄・睡眠・保温・体重の増え方に気を配ることが必要です。

 

それさえしっかりと管理できればほぼ大丈夫!

ミルクを飲んだらすぐにコテンと眠りますし、お腹が空いたら起きてミャーミャーと鳴いてくれます。

 

複数匹の赤ちゃんならくっついて眠るので保温も楽なのですが、1匹の場合は温めあえないので何かで保温をしておく必要があるそうです。

 

簡単な方法としては、お湯を入れたペットボトルをタオルで巻き、飼育するダンボールの隅っこに置けばOK.。

我が家には小さめのゴム製湯たんぽがあったので、それをタオルで巻いて入れていました。

 

ミルクや哺乳瓶は持ってきてくれたので準備は万全です。



猫の赤ちゃんを育てる難しさ

 

そしてついに・・・猫の赤ちゃんを育てるというミッションがはじまったのです。

体重を計って記録したり、ミルクをあげたり、と人間の赤ちゃん同様3~4時間ごとにお世話が必要です。

 

もちろん24時間体勢で夜中も同様に授乳が必要なので、目覚ましで起きてミルクをあげました。

 

成長するにつれミルクを飲む量が増えると、朝までぐっすり眠るようになります。

これも人間の赤ちゃんと同じですね。

 

赤ちゃんが6時間位まとめて眠れるようになったら、一日の最後にミルクを飲ませる時間を自分の就寝時間前に調節すれば朝まで眠れます。

 

猫ちゃんはミルクを美味しそうにゴクゴクと飲んで、すやすやと眠り、体重も順調に増えていきました。

 

数日すると片目が少しづつ開いてきました。

少し遅れてもうひとつの目も数日かけてじわじわと開いていきました。

 

目がしっかり開くと可愛さも倍増します!

 

まだ耳は垂れたままですが、だんだんと猫っぽい姿になってきます。(生まれたては耳が小さくて存在感がないので、猫というよりライオン?という感じでした)

 

そんな感じでとても順調に成長しているかに思えたのですが、実はひとつだけ預かっている間ずっと心配なことがあったのです。

 

色々試したけど排泄がうまくできない

 

猫の赤ちゃんのお世話でとても大変だったこと・・・それは、うんちの排泄です。

 

おしっこは、ミルクを飲ませた後ティッシュで刺激してあげれば簡単に出してくれるのですが、刺激してもマッサージしてもうんちが出ない・・・。

 

1日目2日目と日ごとに心配はつのり、ネットで検索したり、動画がないか調べたり、半身浴でお腹を温めたり、マッサージしたりとできることは全て試したけれど出ない!

 

3日・・・4日目にはとうとう我慢できなくなり、病院へ連れて行きました。

 

不思議なのが、先生がお尻を刺激すると簡単に出るんですよね・・・。

まさに「神の手!」

 

猫ちゃんもスッキリとして、私もひと安心。

そして自宅でも今度こそ!とやってみるのですがやはり出ません。

 

まぁ、いっぱい出したらだよね?と思いながら、次のミルクの後にも頑張るのですが出ない・・・。

そして2日・・・3日と過ぎていきます。

 

しっかりコツを聞いたのでそのとおりに試すのですが、おしりを刺激していると何故か子猫ちゃん気持ちよさそうに眠ってしまうのです。

 

そして、4日目には心配でいてもたってもいられず病院へ行くという繰り返しでした。

 

病院も3回目くらいになると、「またダメでした?」と言われるようになりました。

 

先生方も成長を喜んでくださるし、体重の増え方などはとても順調です!と言ってもらえて安心できることもあり、これはこれでいいかも?と思えるようになりました。

 

結局最後まで、4~5日に1回のペースで病院のお世話になりました。



そして別れの日が近づいてくる・・・

 

子猫を飼い主に返す日が近づきおそらく最後の受診となった日は、先生とふたりで寂しくなりますねぇ・・・としんみりしたりしました。

 

ミルク以外の離乳食も少しづつ食べれるようになり、部屋を散策したりじゃれて遊べるようになってくると耳もピンと立つと一人前の子猫です。

 

なかなか排泄は上手くいかずとても心配した経験が、今では懐かしい思い出になりました。

そんな楽しい思い出をくれた愛しい子猫は、現在すっかり大きくなって青年に成長しました。

 

子猫時代から現在もめちゃくちゃやんちゃな男の子らしくて、走り回っている動画や大きな身体で伸びて寝ている写真を時々送ってくれます。

 

孫の写真を見るおばあちゃんってこういう気持ちなんだろうな…と思いながら、元気に成長した姿を見てひとりでニヤニヤしています。

 

実は私は、現在事情があって猫を飼っていないのですが、赤ちゃん猫を預かって以来やっぱり猫を飼いたいなぁ・・・という気持ちが以前より大きくなってきました。

 

生後間もない赤ちゃん猫のお世話をするという経験は、私にとってとても有意義な時間でした。

 

凄いスピードで成長する子猫の変化や、腕の中でスヤスヤ眠る子猫、元気な鳴き声などたくさんの思い出をもらいました。

 

またいつか・・・縁があれば可愛い猫と一緒に生活したいなと思っています。