犬や猫を飼ってみた体験談をご用意しております

高齢犬、病からの復活!そして旅立ち

高齢犬の病気

 

甲斐犬のおばあちゃんワンコは、16歳の時に病に倒れました。

 

ある日、ごはんもちゃんと食べてお散歩にも行ったり普通に過ごしていたのですが、頭を撫でようとすると甲高い声で鳴いて嫌がる仕草を見せたんです。

 

どこか痛むのかと思って念のため獣医さんに診ていただくと、その時は少し熱があるとのことで注射を打って下さいました。

 

しかし翌日の朝、立ち上がることが出来なくなり、目を見ると眼球が左右に揺れていて、只事ではない状況になってしまいました。

 

 

そんな状態なのに、私を見ると優しい表情で小さく尻尾を振ってくれて、その姿を見て、このまま居なくなってしまうのではないかと不安な気持ちになりました。

 

そして再び獣医さんに来てもらい診察していただいた結果、脳卒中との診断で点滴を打って様子を見ることに。

 

ちょうどワンコが倒れた日、父が顔から頭にかけて出来た帯状疱疹によって、顔が腫れ上がり入院してしまいました。

 

我が家は両親と私の3人家族です。

なので母と私でワンコの看病をする日々が始まりました。

 



愛犬の為にできること・・・

 

幸い私の職場が自転車で10分弱なのでお昼休みに帰宅し、ワンコに注射器を使ってお水を飲ませたりトイレシートを取り替えたり、床擦れが出来ないよう向きを変えたりしていました。

 

獣医さんは毎日往診に来てくださって、点滴での治療が続きましたが、先生からは「年齢を考えると難しいかも」と。

 

しかし治療を始めて3~4日過ぎた頃、ワンコが立ち上がろうと動き始めたのです。

 

眼球の揺れもだいぶ治まって自力で動くようになってきたので、タオルを広げてお腹に巻いて立たせてあげたりしました。

 

脳卒中だったので顔が右に傾いてしまいましたが、そこから獣医さんもビックリするような驚異的な回復力を見せてくれたんです。

 

自力で立ち上がろうとするのですが、少し麻痺があるため上手く出来ず、それでも何度も何度も頑張っていました。

 

そして倒れてから1週間が過ぎようとする頃、ワンコが自分で立ち上がりました。

足元は震えて立つのがやっとでしたが、それからは自力で何度も立ち上がれるようになりました。

 

点滴での治療を終了したあとは、飲み薬に切り替えてごはんも食べられるようになり、少しずつ歩けるようにもなっていきました。

 

傾いた顔も毎日首のあたりからマッサージをしていたら、若干傾きはあるものの、気になるほどではないくらいにまで治ったのです。

 

ちなみに、お散歩担当の父はワンコが立てるようになった頃に退院してきました。

 

獣医さんから治るのは難しいかもと言われてから2ヶ月後には、イヌ友たちと一緒にお散歩が出来るくらいまで元気に歩けるようになり、獣医さんも本当に驚いていました。

 

18歳という高齢犬

 

しかし18歳の誕生日を迎える頃に白内障になり、何とか治せないかとサプリを飲ませたり、ネットで見つけた目薬など色々試しました。

 

それでも結局は、両目とも真っ白になってしまいました。

 

その頃から庭先をクルクル旋回して歩くようになり、目が見えないからなのかと思っていましたが、今思えば認知症の初期症状だったのかもしれません。

 

目が見えなくなったあとも、外へのお散歩は少しだけ行っていましたがそれも段々難しくなりました。

 

せめて庭だけでも歩かせて足の筋力だけは衰えないようにと、ぶつかって怪我をしないように見守りながら歩かせていました。



そして異変は続き・・・最後の別れ・・・

 

そして今度は、夜鳴きが始まりました。

 

滅多に吠えることのないおとなしい子だったのですが、初めは夜中に2~3回ワンワンと吠える程度でした。

頭を撫でてあげると落ち着くのか、朝まで眠るということが1ヶ月くらい続きました。

 

しかしそれからワオーンという遠吠えになり、昼間も吠えるようになり、徐々に吠える間隔が短くなっていきました。

 

夜中も頻繁に遠吠えするようになってしまったので、疲れたら眠るだろうと庭を少し歩かせたりしましたが効果はありませんでした。

 

仕方なく獣医さんに相談して睡眠薬を処方してもらいました。

 

ですがその睡眠薬も効かず、側にいて撫でてあげると落ち着いて眠るのですが、離れるとまた遠吠えをしてクルクル旋回して歩き回るという状態になりました。

 

両親と交代で夜中もずっと側にいるということが数日続いたので、また獣医さんに相談に行こうと思った翌日、眠ったまま起きなくなってしまいました。

 

頭や体を撫でたりしても全く目を覚まさないまま1日が過ぎてしまいました。

 

日付けが変わる前に1度目を覚ましたらしく、父が水を飲ませたようですが、明け方、息を引き取りました。

18歳9ヶ月でした。

 

眠ったまま逝ったので苦しむことはなかったと思いますが、もっと何かしてあげられたのではないか?

と悔やむ気持ちや、幸せだったと思ってくれてるかな?といまだに考えてしまいます。

 

脳卒中で倒れてから2年半は、病気になったのが嘘のように元気にイヌ友とお散歩に行ったり、おやつを美味しそうに食べたり、玄関前で日向ぼっこして通せんぼされたり、本当に私達を癒してくれました。

 

我が家に来てくれて、家族になってくれて本当にありがとうという気持ちでいっぱいです。