里親募集で引き取った猫
我が家の猫は、茶トラで肉球が黒い体重7kgの短毛種です。
我が家に来た猫は拾われた猫が産んだ子猫で、つまり里親募集で引き取った子なのです。
最初我が家に来た時は、大人の手のひらに乗る大きさでとても可愛らしい大きさだったのですが、それから11年今となっては面影も無く、体重は7kgを越えるデブ猫になってしまいました。
この子を引き取った始めは、トイレの場所を覚えるのが早かったり、あまり大きな声で鳴く事も無く申し分なく良い子でした。
まず5歳超えた辺りから問題児になり、コード類を噛む様になりましたね。
それこそ家族のスマートフォンの充電コードからゲーム類のコード、コードに巻き付ける保護用コードを巻いていても、噛みちぎられました。
エレキギターなど楽器をした事がある方なら分かると思うのですが、シールドと呼ばれるギターと、アンプを繋ぐコードすら噛みちぎるほど顎の力が強く、数十本とシールドと充電コードを捨てざる得なくなりました。
調べてみると、線を噛む猫は結構いるらしくあまり珍しい事では無い様です。
あとたまに意味もなく、大声を出しながら部屋の隅から隅まで走り回るのですが、全く理解が出来ません。
走り終えたと思えば布団の上で寝ているのですが、おっさんそのものです。
猫なのに餡子が大好き
そういえば我が家の猫でこれは珍しいと思える事が1つあります。
それは、餡子が大好物だということです。
それも「こしあん」では無く「つぶあん」が好きなんです。
最初は家族が豆大福を食べてる時に餡子を落とし、それを食べたのが始まりでした。
それからしばらくした時に、旅行のお土産で三重県の赤福餅の上に乗っている、こしあんをあげてみたのですが、なぜが食べないのです。
近所のスーパーで売っている、大福やあんぱんの中に入ってる「つぶあん」のみを好んで食べるのです。
ちなみに、回転焼きや御座候と呼ばれる和菓子の餡子は特に好んで食べます。
夏になると「ヤツ」を捕まえてくる猫
次は猫の生態なのか、我が家の猫だけがする事なのか分かりませんが、我が家の猫は虫を捕まえるのが得意です。
特に夏に近づくにつれて増えてくる黒くて素早い虫、ゴキブリを捕まえるのが得意なのですが、なぜが半殺しにして見せつけて来るのです。
それも部屋のど真ん中に・・・。
捕まったゴキブリは逃げれない程度に仕留められているんです。
この子のおかげで、夏の時期はゴキブリを見る事が年々減ってきて、とても感謝しているんです。
それでも部屋のど真ん中に、お腹を天井に向けてジタバタ動くゴキブリを見るとびっくりします。
10歳を超えて鳴くように・・・
10歳を越えた辺りから問題を抱える様になりました。
それはよく部屋の真ん中で「鳴く」ということです。
これがかなりうるさいのです。
それも事あるごとに鳴くんです。
いくつか挙げていくと、トイレに行って用を足して砂を掛け終わった時、ご飯を食べ終わった時、朝に誰かの目覚ましアラームが鳴った時などです。
今となっては、猫なりに家族に何か報告をしているのだと解釈しています。
しかしたまに意味もなく大声で鳴く時があるのですが、あれは未だに意図がわかりません。
それもコブシ混じりにまぁまぁの声量で鳴き出します。
リビングや寝室で鳴く分にはまだ良いのですが、我が家の猫はトイレや浴室にわざわざ行って鳴くのです。
それも扉を閉じているのにこじ開けて入って鳴くのです。
おそらくですが反響して声がいい感じに響くのを楽しんでいるのでしょう。
猫なのにサウナが好き
浴室と言えば我が家の猫はお風呂に入ります。
しかし水に入るのはどうやら苦手なので、湯を張った湯船に保温用の蓋の上でしばらくサウナをするのです。
浴室がら出た猫は、体毛に水分を含み少し湿った状態で出て来るのですが、これがまた満足そうな顔をして出て来るのです。
しかしこの行為がなかなか我が家の悩みの種で、このサウナを楽しんだ後、布団の上に寝転がるのですが、水分を含んでいる為か茶色のシミが布団に移るのです。
このシミは猫の汚れなのかそれとも毛色のシミなのか・・・。
毛と言えば生え変わりの時期によく「ファーミネーター」と呼ばれる高級除毛ブラシで抜け毛を除毛してあげるのですが、この毛量が半端じゃないのです。
小さめのスーパーの袋なら、首辺りだけで満タンになるほど毛が抜けるのです。
どこからそれだけ毛が抜けるのか、これだけ除毛してなぜ地肌が見えないのか、不思議なほど抜けるのです。
これは「ファーミネーター」の除毛機能がすごいのか、それとも猫の毛量が異常なのか、確かめる術はありません。
ただ除毛後は、満足そうにしているので良いのでしょう。
高齢になっても愛猫と楽しく生活したい
今年で11年猫と共に過ごして来ましたが、猫というのは人の様にそれぞれ個性もあり、好き嫌いもあり性格も違います。
おそらくまだまだ知らない事もたくさんあると思います。
最近はコードを噛む事も無くなり、急に走り出す事も少なくなってきたので、歳をとって落ち着いてきたのだと思います。
こうして共に過ごし生活していて思う事は、なんだかんだ問題を起こしたりもするけど、猫のいる生活と言うものはとても良いものです。
人のように長くは生きられないので、あと何年一緒にいられるか分かりません。
残りの生活も、餡子を分け合いながら楽しく生活できればいいな、と心から思います。