犬と共に過ごすことで学ぶこと
小型犬であるトイプードルを飼って楽しいこともつらいことも、いろいろな感情を共にしてきました。
この3キロしかない愛犬ですが、この犬から学んでいることはたくさんあります。
その幾つかを紹介しましょう。
【犬から学ぶこと①】憎まないということ
時々散歩をしていて、どうしてもいうことを聞かないことがあります。
怒ってしまったりすることがあるのですが、ちょっと言い過ぎかなと思うことがあります。
それで犬が私を憎むとか、怖がるとか、そのような感情になることがありません。
犬にとって嫌なことがあっても、すぐに忘れてしまうのです。
人間の場合、相手から嫌なことをされると、それをつい根に持ってしまったり、それを忘れることができないことがあります。
ですが、犬はすぐに嫌なことを忘れ、気まずい関係になることがありません。
それは素晴らしいことであり、相手の嫌な点をいつでも忘れ、いつも仲良くする、そんな点を学ぶことができています。
【犬から学ぶこと②】相手の目を見ること。よく観察をするということ。
愛犬はいつも飼い主の顔ではなく、目を見ています。
椅子に座って、ふと後ろを見ると目がいつも合います。
なにかを欲しがるときにも、外に出かけたいときにも、いつも私の目をじーっと見てきます。
相手の目を見て話すというのは、会話のマナーとしてとても大切であり、愛犬は目と顔の表情をいつもいつも観察しています。
どのように行動するのか、どんな気持ちなのかを察しようとします。
同じように家族の中でも、やはり目を見て話すのは大切です。
相手の気持ちを観察することができれば、良好な関係を築くことができます。
そんな良い特質を持っているのが愛犬の良いところです。
【犬から学ぶこと③】えこひいきをしないということ
必ず私たち夫婦の両方に愛を示してくれます。
外出先から帰ってくると、やや耳が悪く、音に気がつかないことがあります。
それでも、ドアを少し強く閉めると、その振動により気がつくのか、奥から出てきてくれます。
そして飛びついて喜びを表してくれるのですが、いつも両方に平等にそれをしてくれます。
私たち夫婦両方を、愛してくれていると感じさせてくれるのは嬉しいことです。
えこひいきをすることなく、バランスよく接してくれる器用さを持っているのです。
こうした点は見習いたい部分でもあります。
【犬から学ぶこと④】歯がなくなってもしっかりと生きているということ
実は虫歯がひどくなり、歯がほとんどなくなってしまいました。
おかげで舌が横に流れるになってしまい、いつも舌が横に出ている状態にあります。
それがまたとってもかわいいのですが、犬としては噛めないというのは、かなりの苦労を感じるはずではないかと思っています。
ドッグフードも水を少し入れてふやかすようにしてあげていますし、歯がないと顎も小さくなってしまい、ほとんどないのでは、と思うほどなのです。
エサを口から落としてしまうことも多々あります。
そんなつらい状況でも、舌が横に流れたままになってしまっても、しっかりと生きています。
そんなことをまるで気にしていないかのように、変わらずに毎日を過ごしています。
当たり前なのかもしれませんが、もし自分がそうなったらと思うと、身体上のハンデキャップがあったとしても、この愛犬のように、諦めずにしっかりと生きていきたいと励まされます。
【犬から学ぶ⑤】人見知りをしないということ
来客として、誰が来ても、いつでも喜んで出迎えをします。
それは人間だけでなく、猫でもまた別の犬でもそうです。
本当に好戦的なところがなく、どんな人にも人見知りをすることがありません。
誰でもウェルカムであり、好き嫌いもありません。
素直で自分の気持ちをストレートに表現できるし、相手を愛することができるのです。
私の場合、初対面の人には苦手意識があり、人見知りをしてしまうことが多いです。
この愛犬のように行動できたら、どんなに良いだろう、そしてどんなに愛されるだろうと思うところがあります。
【犬から学べる⑥】集中力が素晴らしいということ
おやつが欲しいとき、散歩に行きたいとき、なにか食べ物が食べたいとき、甘えたいとき、その時の集中力は凄いものがあります。
じーっとこちらを見て、目をそらすことがありません。
それを得るまでいつまでも待ち続けますし、そのアピールも半端ではありません。
とにかく集中しているのです。
ここぞというときの集中力は、見習いたいと思うところがあります。
他にも愛犬から学べる部分はたくさんありますが、確かに魅力的な特質や能力を持っているなといつも感心しています。
これからも仲良く暮らしていきたいと思っています。
愛犬の行動を観察して、いろいろなことを学んでいき、少しでも成長していきたいと思う今日この頃です。