美人な愛猫の三郎
我が家は猫を3匹飼っていますが、去年来た白と黒の毛色の3匹目の子、三郎が一番美人です。
猫はみなオスですし、そもそも猫に美人とかあるのかという感じなのですが、ぱっと見てやっぱり三郎が一番美人に見えます。
線が細いと言うのでしょうか、繊細な作りに見えますし、口元がうっすらとピンクになっているところが、たまらなくセクシーです。
今回はその子との思い出について語らせてもらいます。
我が家に来たきっかけ
我が家の3匹の猫は、みな保健所から家族が引き取って来たものです。
1匹目の一郎については相談を受けていたのですが、それ以降の次郎、三郎については何も事前に相談なしで引き取って来たので驚きました。
その家族は4匹目も欲しいと言うのですが、普段あまり家にいないためろくに世話していないのですから、当然他の家族とともに反対します。
しかし、子猫の可愛さはたまらないので、新しく子猫を飼いたい気持ちはよく分かるのでした。
それはそれとして三郎ですが、去年の夏に家族が引き取ってきました。
祖母が亡くなって以来、物置のようになっている部屋にその家族がいたので、声をかけてみたら罰の悪そうな顔をされました。
一体なんだろうと思っていたら、意を決したように三郎を引き取っていたことを私に話しました。
次郎に続き、また勝手に引き取って来たのかと思いつつ、その子を見せてもらいました。
妹に抱かれていたのに、私が近づくとそこから離れて洋服かけの下に潜り込んでしまいます。
その家族が言うには、とても臆病な子で、すぐその洋服かけの下に逃げ込んでしまうんです。
手を近づけるとなめてくれると言われ、私もチャレンジしてみましたが、やはり逃げられてしまいました。
最初は逃げてばかりだったものの、暫くしたらなめてくれるようになり嬉しかったです。
その部屋には、家に慣れるまで暫く閉じ込め、他の猫とも接触させないようにしていたそうです。
どこからともなく現れる
三郎を家の中で自由にさせるようになって、困ったことはどこにいるのか分からないことです。
他の猫たちだと、少し頑張ればどこにいるのかすぐ分かります。
ですが、三郎ばかりは、他の家族と一緒に探しても見つからないんです。
逃げたのだろうか、と心配しているとひょっこり出て来て驚かせます。
隠れるのが上手いのか、本当に分かりません。
一度見つけることができたのは、階段の下の段ボール箱の中なのですが、それからはそこを探しても見つかりません。
他の家族が、物が置いてある一角で見つけた時がありますが、そこにいないことも多いです。
最近は私の部屋の使っていないベッドの下で過ごすことが多いのですが、今までもそこに隠れていたのでしょうか?
不思議です。
屋根を知る
我が家の猫の一郎、次郎は私の2階の部屋の窓から屋根に出るのがとても好きです。
外に出たがるのですが、保健所と外に出さないという約束をしているので出すわけには行かず・・・。
それだと可哀そうなので、せめて屋根の上には好きなようにさせています。
でも猫を引き取って来た家族は、それを好ましく思っておらず、せめて三郎は外に出さないようにと言いました。
しかし、家の中を自由に移動できるようにしたら、当然他の猫を追って私の部屋に来ます。
そして屋根の上という世界を知り、他の猫同様夢中になったようでした。
さらにいつからかは分かりませんが、いつの間にか屋根の上に出るのは三郎だけになります。
なぜ他の猫たちはめったに出ないようになったのかよく分からないのですが、三郎の縄張りになったのかもしれません。
三郎は気弱な猫だから、他の子と一緒にして大丈夫かと心配していました。
いつの間にか、元気に他の子に飛び掛かったりするようになり安心しました。
しかし屋根の上から、ゴミやカミキリ虫なんて持って来るのは困ったもので、さらにはネズミをとってきて家の中に離した時は大騒ぎになります。
私は三郎がネズミをくわえている時に外に出し、ネズミを逃がしたのですが、その時三郎はとても悔しそうにしていました。
さらに私は話しに聞いただけですが、最近では鳩をとってきて父に見せに行ったとのことで驚きです。
我が家付近では、めったに鳩を見ることはないんです。
それを捕まえるなんて凄いハンターだと思いました。
あと最近は、大体朝の4時頃に私の部屋に来て、窓を開けるよう鳴いて要求します。
眠い目をこすって開けてやると、そこから元気に飛び出して行きます。
一体そこで何をしているようでしょうか。
とても気になるけど眠いのですぐ寝るのでした。
1歳を過ぎた現在
あんなに小さかった三郎ですが、今では立派な体格になり、なんと次郎よりも大きくなりました。
でも相変わらず元気で、家の中を走り回っております。
今も私がこの記事を書いている後ろで、走って屋根の上に出て行きます。
小さい頃はよく、夕食のテーブルの上のメニューを狙っていました。
そういう時は、次郎が三郎の首筋に噛みついて叱っていましたね。
それを見て家族は驚きつつも、次郎が三郎を叱っていると微笑ましく見ていました。
我が家の猫一郎は、たまにエサを吐くことがあります。
次郎、三郎は吐くところを見たことがないので、これからもその調子でいて欲しいものです。
でも年を取ったらそうなるのでしょうか?
いつまでも元気でいてもらいたいと思うのでした。