犬や猫を飼ってみた体験談をご用意しております

なんで?どうして?ダイエットフードをあげているのに愛犬が肥満!

何故か肥満体型になってしまった愛犬

 

シェットランドシープドッグのような、ワーキングドッグを飼っている方なら、経験したことがある人も多いのではないでしょうか?

 

成犬用ドッグフードを、書いてある規定の量あげていただけで、健康診断で肥満と指摘されてしまった!なんてことが…。

 

私は犬を飼い始めて5年、なんだか最近愛犬のシルエットが四角くなっている、ということに気が付きました。

 

スラッとした流線型の姿が綺麗な、シェットランドシープドッグのはずが、いなり寿司のような体型に。

 

きちんとフードの裏側に記載されている量は守っているし、毎日散歩も行っているのにどうして肥満になってしまったの?

 

と愛犬のお腹の肉をつかんでは、溜め息をつくことが何度もありました。

このままでは大事な愛犬が、病気になってしまうかもしれません。

 

愛犬のダイエット開始!

 

愛犬のダイエットを奮起した私は、まずは肥満解消のためにと1日2回のご飯を、ネットで検索して見つけた高級なダイエット用フードに変えてみました。

 

それから、毎日の散歩の距離も伸ばしました。

一生懸命痩せさせようと努力しても、一向に痩せない愛犬

 

仕方がないので獣医師に相談し、1日に必要なカロリーを計算してもらって、きちんと量を決めてご飯をあげることにしました。

 

量を減らすとお腹が空くのか、高い知能と運動能力を利用し、手の届かないはずの場所においてある、犬のおやつを盗み食いし始めました。

 

これはいけない、と開けられない箱におやつをしまい、絶対盗み食いできないように対策しました。

 

ところが、次にまた事件は起こります。

 



犬も空腹には勝てない

 

きちんと扉を付けているはずの台所に入り込んで、置いてあった生のカボチャをかじっていたんです。

 

もちろん食べきれるはずもなく、綺麗な歯形がカボチャ全体についていました。

思わず台所の床に座り込む私。

 

さすが知能も運動能力も高いワーキングドッグ、驚くような運動神経で食べ物を探し回ります。

 

色々な対策をしても、ダイニングテーブルに置いてあったマーガリンを一箱分舐めたり、夫がゴミ箱に捨てたバナナの皮を食べたりしていました。

 

消化しきれるはずもなく嘔吐し、逆に愛犬が可哀想な状態になってしまいました。

 

痩せる為の対策を考える

 

こうなってくると、インターネットでの情報収集にもいよいよ力が入ります。

 

犬は量より回数を貰った方が満足感を得やすいというので、愛犬にお腹が空いたと感じさせないように、量を減らしてその分回数を増やしました。

 

これは仕事をしていると中々難しくて、昼に一度帰ってきてご飯をあげて、また仕事に行くなんてこともしなければなりませんでした。

 

散歩の距離が足らないのではないか?

そう思った私は散歩コースを変え、早足で歩くことに・・・。

 

もちろん犬は、私の速度なんて亀のように遅いらしく、全然疲れる様子もなく嬉しそうに歩いています。

 

いいことではありますが、このままでは逆に私のダイエットになっています!

 

対策をしているのに何故痩せないのか?

 

色々と対策をしているのに、一向に体重が減りません。

 

常におやつとご飯のことばかり考えているのに、ここまで痩せないと、色んな方向に悲しくなってしまいました。

 

ところが、ある休日、愛犬が太っている理由のひとつが発覚しました。

 

仕事の関係で夫と違う日がお休みの私ですが、その日はたまたま休日が重なりました。

 

愛犬を連れてどこかに出掛けようかなんて話していたら、夫が自分の食べていたおやつのパンを愛犬に与えたんです。

 

 

それも、すごく大きいかけら!

 

人間のおやつは食べさせないでね、といつも口を酸っぱくして言っていました。

 

私が見ていないところで、「欲しがる犬が可愛くてつい」という理由で、人間のおやつや犬のおやつをいつの間にかたくさんあげていたようでした。

 

これまで発覚したときも、カロリーも高いし、味付けも濃すぎて犬の体に良くないからあげないで、と言っても中々理解してくれない夫でした。

 

よくよく事情聴取してみると、私の出勤中に隠れておやつをあげるようになったと告白。

 

私の剣幕に夫は、「今日はいつもの癖で可愛いからついあげてしまった、もう人間の食べ物はあげないように気をつける」と約束してくれました。

 



犬の運動量が少なったことも原因だった

 

そして、その後やっと少しずつダイエットの成果が現れ始めたころ、念願だった同じ犬種の子犬が我が家にやってくることに!

 

そこで第2の理由が発覚します。

 

元気いっぱい育ち盛りの子犬と、楽しそうに遊ぶ四角い愛犬の姿…

子犬が少しずつ大きくなったころ、愛犬は肥満ではなくなっていたのです!

 

一緒に家の中を走り回る相手ができたことで、運動量が一気に増えたんです。

いつの間にか四角かった背中から、触ると骨を感じる普通の体型になってしました。

 

健康診断でもどこにも問題なし!

 

ワーキングドッグに対して、私の散歩量では足りなかったという反省。

人間のおやつをあげることの危険さ、色んなことを勉強することができました。

 

太りやすい犬種と言われている犬に、ダイエットフードをあげていても痩せなかったら、誰かがこっそりおやつをあげていないか、運動不足かもしれない、そんな風に考えてみるといいかもしれません。