夏は犬にとって最も危険な季節!?
夏はとっても暑いですよね。
この時期になると汗がダラダラと滝のように流れることがよくあります。
人間が暑いと感じるように、ワンちゃんも同じように暑さを感じるんです。
特に毛が長くなるワンちゃんを飼っているオーナーさんは気を付けなければなりません。
うちではプードルの「こまさん」を飼っています。
こまさんはおとなしい優しい子です。
しかし、散歩が大好き。
普段はおじいちゃんが散歩に連れていきます。
散歩は癒しですよね~。
しかーし、ちょっと待ってください!
夏の散歩には気を付けなければならないことがあるんです!
今回は「散歩」が思わぬ事態を引き起こした事件をご紹介します。
夏の炎天下の中の散歩は危険!
夏のあつーい中。
真昼間、おじいちゃんは愛犬のプードル、こまちゃんを連れて近くの公園に連れて行きました。
帰ってきたらヘロヘロになっていました。
足をぺろぺろと・・・ずっとしております。
どうしたのだろう?
と、獣医さんのところにいくと衝撃の事実が!?
なんと!この灼熱の暑さにより、軽いやけどをしてしまったようです。
おじいちゃんは絞られるように、怒られていました。
それから足の調子が落ち着くまでは家で安静にしていました。
軟膏を塗って落ち着くと、靴下をはくように指導をされました。
それと、夏の真昼間の散歩は禁止になりました。
去年は猛暑だったため、朝の4時!に起きて散歩に行き、夜は8時半に連れて行きました。
散歩時間は10分に減らしました。
やはり、夏のコンクリートは熱をこもりやすく、ワンちゃんにとっては「凶器」そのものです。
どうしても、夏の昼に散歩に連れていきたいなら、山や野原に出かけるのをお勧めします。
または、朝の早い時間、夜の9時前後がお勧めです。
都会でのワンちゃんには今日の夏の状況は過酷すぎますね。
また、夏の暑い日に車にずっと入れておくのもだめです。
昔、パチンコ屋の駐車場で車に放置された子供が、真夏に亡くなった事件がありましたが、真夏の車に長時間乗せるのは危険です。
冷房をガンガンかけるのもお勧めできませんね。
犬は人間の子供と同じで、上手く自分の状況を伝えられません。
大好きな家族ですから、オーナーがちゃんと目配り気配りをしていく必要があります。
夏に出てくる虫にも要注意!
夏には実は「虫」にも注意をしなければなりません。
蚊を媒介する「フィラリア」もその一つですね。
フィラリア予防接種はもちろんのこと、蚊に接触しない、噛まれないように、アースを炊いたりするのも予防策です。
また、散歩中も注意をしなければなりません。
今は蚊よけスプレーもペット用が売っていますね。
ワンちゃんの敵は「蚊」だけじゃありません。
マダニにも気を付けなければなりません。
以前飼っていたプードルのルテちゃんはおなかをマダニに噛まれてしまいました。
腫れあがって、獣医さんに駆け込みました。
その時にマダニという名前かは知らなかったのですが、近年マダニが注目されるようになり、「あー!」これだったのかと驚きました。
マダニに感染すると、ワンちゃんも人間と同じように、日本紅斑症をはじめとした感染症にかかります。
アレルギー反応、発熱、食欲不振、貧血等々。
マダニに噛まれたら、絶対に獣医さんのところに行きましょう。
マダニを無理やりとろうとして、オーナーさんがかみつかれることもあります。
あまりの大きさに私はびっくりして、自分でとってしまいましたが。
マダニを防ぐには
「ブラッシングをしっかりすること」
「マダニに効く防虫スプレーを使うこと」
「マダニがいそうな草むらにいかないこと」
ですね。
万が一、刺されたら獣医さんに相談してください。
ルテちゃんの場合は、塗薬を飲み薬で対応しました。
それ以降、こまちゃんには防虫スプレーをしてから散歩にでかけ、帰ってきたらちゃんとブラッシングして、シャンプーをしました。
こまちゃんには実は「持病」があります。
てんかんです。
てんかんを持っているのに、他の病気になったら、確実に死神さんが迎えにくるでしょうから、家族一同気を付けまくっています。
愛犬の為にもできることをしよう!
また、夏に気をつけておかなければならないのは、脱水症状ですね。
こまちゃんは高齢なので一番気をつけています。
気分によって飲むときと飲まないときがあるのです。
若干、認知症になりかけています。
無理やり、スポイドで飲ませたりしています。
犬は人間のように汗の線はありません。
汗を出すことができません。
なので、舌から熱を発します。
水分を適度にとることで人間同様、体調を管理しています。
また、夏はスタミナがなくなりがちです。
犬も夏の暑さをきっかけとして、違う病気を発症することがあります。
うちのこまちゃんは夏に「気管虚脱」という病気にかかりました。
じつは、プードルといった小型犬がかかりやすい病気。
症状としては、喘息の発作のように「ひーひー」言って、呼吸が苦しそうになり、下手をすると死んでしまうといいます。
手術を勧められましたがてんかんがあるので、断りました。
しかし、注射をすることで気管のまわりの骨を強くする治療法を勧められたので、1か月に一度注射を打ちました。
また高濃度の酸素カプセル(犬用)をレンタルしました。
秋になると調子がよくなりました。
やはり、夏は犬にとっては過ごしにくい季節のようです。
オーナーさんは、ぜひ注意してくださいね。