ラブラドールレトリバーの性格とは
ラブラドールレトリバーは、とても頭の良い大型犬だと言われています。
盲導犬や警察犬、救助犬などなど、いろいろなところで活躍しています。
性格もおとなしくて、従順で、頭も良いと、言われています。
うちにやってきた、チョコレート色のラブラドールレトリバーも、当然そのような犬だと思っていました。
しかし現実は全く違いました。
とてもやんちゃな犬でした。
そして、頭は良いが悪賢いです。
大の人間好きで、聞いていた話と全く違いました。
ラブラドールレトリバーは常に元気で遊びたい盛り
そして、大人しいと思っていたのに、大の遊び好きで、毎日とんでもないです。
一日中遊びの要求です。
大型犬なので、遊び方も荒いんです。
飼い主が、へとへとになるまで遊びを要求します。
動けなくなって、こちらがへとへとでも許してくれません。
ずっと遊びたいと自己主張しっぱなしです。
もう、人間なら誰でも構わない勢いです。
知らない人も、初対面の人も、少しでも、「かわいいですね」とよってくれば、即、飛びつきます。
おかげさまで、いつでも、どこに出かけても人気者になれます。
しかし、飼い主は少しさみしいのです。
ほんとうに人間なら誰でもいいんだな・・・と。
いや、人間だけでなく、どんな犬にでも友達のように接します。
相手が威嚇しようとも、無視しようとも、空気を読まず絡み出します。
私は見知らぬ犬にも負けるのか・・・と、思ってしまいますね。
だってそんな時は、私のことなどまったく、見向きもせず、振り返りもしないんです。
自分の思うがままに遊んで暴れて、みんなに可愛がってもらって、人がいなくなると、思い出したかのように私のもとに帰ってくる、といった流れです。
ラブラドールレトリバーは、飼い主に従順じゃなかったっけ?
私がテレビやネットで見聞きしていた、ラブラドールレトリバーと、うちの愛犬は違う犬種なのかもしれない・・・と、思ってしまうほど想像していたものと違いました。
娘との散歩中に、野良猫を見つけ急に走り出し、娘が倒され怪我をしても、猫にしか目線がいってなく、まだ追いかけようとしていました。
救助犬になれるような、犬種だと聞いていたんですけどね。
でも、頭は抜群に良いのです。
お手やお座り、待てなどすぐに覚えてしまいました。
しかし、ハウスだけは覚えようとしません。
というか、覚えているが拒否をしている感じです。
ケージには戻らず、ソファーのど真ん中が、ラブラドールレトリバーのハウス場所となっています。
飼い主家族は、ソファーの端に小さく座るしかありません。
そして、頭の良さは悪い方へ加速していきます。
ラブラドールレトリバーの頭の良さ
ある日、愛犬はドアを開けることを覚えたんです。
いつ、どこで覚えたのか全く分かりません。
誰も教えてないのに、器用にドアノブに手をかけて開けるんです。
ラブラドールレトリバーが、ドアを開けるから、家の中に入ってくることが出来るようになってしまいました。
ただでさえ、ラブラドールレトリバーに、壊されたものはたくさんあります。
壊されたくなくて、隣の部屋に避難させていたのに、ドアを開けられるなら移動させた意味がありません。
おかげで、さらなる被害が出てしまいました。
ラブラドールレトリバーは身体能力も高い
そして、ラブラドールレトリバーは、その身体能力もいかんなく発揮します。
庭でフリーで遊べるように設置していた柵も、飛び越えれるようになりました。
ラブラドールレトリバーの成長に合わせて、柵を大きく高くしていかなかった私が悪いんですが、いつの間にか、悠々と飛び越えて、遊びに行ってしまうようになりました。
さすがにご近所さんに申し訳がたたないので、一度の脱走後、対策しました。
脱走した時は、事件事故を引き起こさないか、ひやひやしました。
ラブラドールレトリバーも人間と同じで年を取ると落ち着いた性格になる
そんなラブラドールレトリバーも、4歳ぐらいになると落ち着いてきます。
おいおい、少し前までの元気と、やんちゃはどこにいったのか・・・と。
そう思うほど、我が家の愛犬も落ち着いてきたんです。
一緒にテレビを見ているなんて、ラブラドールレトリバーが来たころは、想像もできなかったです。
次第に落ち着いてくるとは聞いていましたが、少し寂しいと思うほどの落ち着きようでした。
散歩もぐいぐい引っ張ることもなくなり、一緒のペースで歩くことができ、とても良い子になりました。
海や川に遊びに行っても、いきなり飛び込んだりしていたのに、少し考えてから飛び込むようになるなんて、やっぱり頭の良いラブラドールレトリバーでした。
10歳を過ぎると、寝ていることも増えましたね。
遊ぶときは遊ぶ、休む時は休む、とてもメリハリがありました。
はじめて会った時から、唯一変わらなかったことは、甘えん坊だったことです。
そんなラブラドールレトリバーは、14歳まで生きてくれました。