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猫の多頭飼い体験談|猫の性格によっても懐く懐かないの差が大きい

猫5匹の多頭飼い

 

以前、猫を多頭飼いしていた頃の体験談です。

 

当時私は、猫を5匹飼ってました。

 

1匹は最初からいた先住猫、残り4匹は妹が子猫を3匹拾ってきたり、友人がコンビニで餌くれ~と懐いてきた子猫を拾ってきたりして、5匹にまで増えました。

 

 

 



猫の性格が大きく出た!一向に懐かない猫

 

この頃私は一人暮らしをしていました。

 

最初からいた先住猫は、私によく懐いてました。

人間と猫一匹しかいないという環境は、案外良かったのかなと思います。

 

なにせ、狭い室内で相手をしてくれるのは私だけです。

なので私への依存度が高くなったんでしょう。

 

逆に、子猫達は先住猫程私に懐いてはくれませんでした。

何しろ、私以外にも遊んでくれる猫はいますからね。

 

まあ餌くれる時と、甘えたい時だけ擦り寄ってくる、そんな距離感でした。

ただ一匹だけ、人間に警戒心を持ってた子猫がいたんです。

 

その子猫の名前はチャといい、メスです。

(妹が拾ってきた子猫なので、種類は雑種というかどこにでもいそうな茶色の子猫です)

 

チャは基本的に、私に近寄ってはきません。

なんというか、距離を置こうとするんです。

 

私が帰宅すると、他の猫はみんな私の元へ、ワーッと一斉に押し寄せます。

私の場合一人暮らしですから、お腹を空かせて寄ってきたというのもあると思います。

 

しかし、チャだけは距離をとってるんですよね。

 

他の猫は私の足元でニャーニャー鳴いたり、棚の上へ登って、私と同じ目線の高さに立ってニャーニャー鳴いたりするんです。

 

でもチャは私の近くにはこず、3m以上離れた位置から、私をじーっと見つめるだけ。

ご飯をあげると、他の猫達は餌皿に群がってガツガツと食べます。

 

一応人数分の餌皿は用意してるんですけど、何故か他の猫の食べてる餌皿に、顔を突っ込んでガっつく程、食い意地が凄いです。

 

でもチャは、すぐこっちに来ないんです。

他の猫がガツガツ食べてるというのに、距離を置いて見守ってるというか・・・。

 

私が餌皿から離れるのを待ってるんですよね。

 

そして私が離れると、やっと離れたかといわんばかりに、餌皿までやってきてご飯を食べてました。

 

猫のおもちゃの定番、猫じゃらしを使って遊んであげてた時でも、警戒心を持ってましたね。

 

他の猫は、猫じゃらしが大好きで、私が猫じゃらしを手に持ったら、すぐにこちらへ走ってやってきます。

 

左へ振れば猫達は左へ、右へ振れば右へ飛びつきます。

上にあげるとジャンプしたりと、猫じゃらしにまっしぐらです。

 

猫じゃらししか見えてない!

という感じなんです。

 

でもチャだけは違いました。

他の猫が遊んでる所を、ジーっと羨ましそうに見てはいるんです。

 

でもこっちへ寄ってきませんし、遊ぼうとはしませんでした。

猫じゃらしで遊びたいものの、人間怖いという警戒心の方が強かったんでしょうね。

 

猫との距離を縮める作戦:レーザーポインター

 

そこで私は、チャでも遊んでもらえるよう、工夫しました。

その工夫とは、レーザーポインターです。

 

レーザーポインターとは、小型懐中電灯のような形状なんですけど、光を一点に集束させてるんです。

 

これにより周囲に光を放つのではなく、集束した光が小さな円を映し出すんです。

この円を移動させると、まるで何かが動いてるように見えるんですよね。

 

一応私がこの円を操作してるわけですが、猫にはそれが理解出来ません。

 

あの玉何かな?何か動いてるな~?獲物か?

と感じで、猫達は円に飛びついてました。

 

その中に、チャもいたんです。

 

レーザーポインターなら私と離れていますし、私が遊んであげてるなんて思いも寄らなかったんでしょう。

 

これがチャの警戒心を緩める第一歩となりました。

というのも、他の子猫達と一緒に遊ぶという行為に、慣れてきたんでしょうね。

 

いつしか、私が手に持って遊んでる猫じゃらしでも遊ぶようになり、段々とチャとの距離は縮まっていきました。

 



猫の性格:スキンシップを嫌う場合もある

 

あと、私になりに意識したのは、私からのスキンシップをしないという点です。

 

私からすると、可愛いから触りたくなったりするわけですが、猫からするとそうでもありません。

 

特に人間に強い警戒心を抱いてるチャからすれば、この手何!イヤーーという感じでしょう。

 

恐らく触ろうとすればするだけ、人間への警戒心を高める事になるはずです。

なので私からはアプローチせずに、チャ自らが私の方へ寄ってくるのを待ちました。

 

こういうのもあってか、チャも他の猫同様私に懐くようになったんですよね。

いえ、警戒心が強くて最初の頃は甘えていなかったからか、他の猫以上に甘えてくるようになりました。

 

ただここまで懐いてもらうには、時間がかかりましたね。

生後1ヶ月ぐらいの頃に、妹の拾われてきたんですけど、最初の3ヶ月はまったくダメでした。

 

3ヶ月経過した頃に、レーザーポインターで遊ぶようになり、警戒心は緩みだしたものの、私に懐くようになるまではさらに3ヶ月かかりました。

 

計半年の期間を要しました。

 

最終的にはデレてくれたので満足してますけど、最初の頃は大変だったな~と、今でも思い出してしまいます。