猫の爪切りと抜け毛の悩み
我が家では猫を二匹飼っています。
二匹とも雌の三毛猫です。
飼い始めてからもう10年以上は経っています。
猫はとても可愛くて癒されるし、基本的に世話に手がかからない動物です。
ただ、爪切りが難しいのと、夏の抜け毛がものすごく多いのが悩みの種です。
まず爪切りについてですが、猫は基本的に自由に過ごしたがる生き物なので、爪切りのように体を短時間でも固定されてしまうのは苦手なようです。
家族がそばにいる時は一人が猫を抱っこして、もう一人が猫の爪を切る、といった具合でなんとか爪を切ることができます。
しかし自分一人しかいない時は、一人で猫の爪を切るのはとても難しいです。
猫は抱っこをしてもすぐにどこかに行きたがります。
それに猫は体をクネクネさせて、拘束から逃れるのがとても上手です。
猫が本気で逃げるつもりになったら、人間が押さえつけるのは無理だと思います。
長時間の拘束はNG
それに爪を切りたい時は爪が伸びている時なので、無理に捕まえておこうとすると、伸びた爪で引っ掻かれてしまいます。
そうならないように何とかなだめすかしながら爪切りにチャレンジするのですが、いつも片方の前足の爪をなんとか切った時点で逃げられてしまいます。
あまりしつこくすると爪切りを見ただけで逃げるようになってしまいそうなので、そういう時は素直に逃げるがままにしておいています。
もう片方の爪は、後日また猫の機嫌が良さそうな時を見計らってチャレンジしています。
後から知ったことなのですが、赤ちゃん猫の時から猫の足や肉球を撫でたり触っておいたりすると、猫も足を触られることに違和感を持たなくなって、爪切りもしやすい猫に育つようです。
我が家では赤ちゃん猫の時に爪切りをどうすればよいのかよく分かっていなかったため、おっかなびっくりで猫に接していました。
もっと堂々と足を触りまくっていればよかったのかなと、今では思っています。
夏は毛が抜けまくる
あとは猫は夏の時期の抜け毛の量もすごいです。
毎年6月ごろになると、だんだん抜け毛の量が増えてきます。
部屋に掃除機をかけても、次の日にはまた猫の抜け毛があちこちに散らばっていたりします。
もちろん適度にブラッシングをして余計な毛は梳いてあげているのですが、それでも全然足りないようです。
階段の両脇には、猫の抜け毛が丸くなって溜まっていたりします。
和室には座布団を置いているのですが、気がついたら座布団も猫の毛だらけになっています。
洋室のカーペットなども、よく見ると猫の毛がたくさんくっついていたりします。
座布団やカーペットについた抜け毛を掃除する時は、まず先にガムテープである程度の抜け毛を貼り付けて取ってから、掃除機をかけています。
ガムテープの粘着力はなかなか強力なので、猫の抜け毛の掃除には重宝しています。
我が家の猫は短毛種なのですが、それでも抜け毛の量は想像以上です。
長毛種の猫ちゃんを飼っているご家庭では、どのように抜け毛やムダ毛の処理をしているのだろうと不思議に思ってしまいます。
嫌なことを楽しみに変える発想
ただ抜け毛が多いというのは楽しみもあるそうです。
以前テレビ番組や猫の雑誌で見て知ったのですが、「猫の抜け毛を集めて、猫そっくりのミニ人形」を作ってもらえるサービスがあるそうです。
亡くなってしまった猫ちゃんの抜け毛で作ってもらう飼い主さんも多いそうです。
大事な猫ちゃんの抜け毛で作ってもらえた人形なら、ずっと思い出として大切にできそうだし、とても良いサービスだなと思いました。
中にはご自分で猫ちゃんの抜け毛を再利用して、猫型のミニチュアを作る飼い主さんもいるそうです。
私も少しチャレンジしてみたくなって、ブラッシングの後の毛を少し眺めて丸めてみたこともあります。
ただほんの小さいミニチュアを作るにもかなりの量の抜け毛が必要だし、手先がかなり器用で根気がある人でないと難しそうだなとも思いました。
猫の抜け毛を再利用するにしてもしないにしても、日々のブラッシングと部屋の掃除は欠かせません。
猫のブラッシングは猫とのコミュニケーションになるし、こちらもリラックスできるので全然苦ではないんです。
ただやはり日々の掃除をやってもやっても毛が散らばっている、みたいな状態になるのが悩みです。
掃除機を毎日かけすぎて、交換用の紙パックもすぐにパンパンになってしまうくらいです。
秋になってくれれば気温や湿度も下がってくるので、毎年猫の抜け毛もだんだん減っていきます。
「あんなに毎日掃除が大変なのは何だったんだろう」と思ってしまうくらいです。
このように猫の爪切りと夏の抜け毛対策だけは大変ですが、あとはとても世話が楽です。
シャワーなどをしてあげなくても基本的にキレイですし、トイレも1回場所を覚えれば失敗はしません。
ただエサを上げれば上げるほど食べてしまうので、肥満にならないようにだけは気をつけています。
疲れた時でも猫と触れ合っていれば癒されるので、これからも猫が元気で暮らせるようにしっかりと世話をしてあげようと思っています。