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子猫は小さな猛獣?子猫のうちから噛み癖を直す方法

子猫に噛まれると大けがに繋がる可能性がある

 

猫は『小さな猛獣』と言われるほど、野生的本能を残した動物でもあります。

飼っている猫に、手や足を噛まれて、困った方も多いと思います。

 

とくに子猫は、好奇心旺盛のかたまりなので、手当たり次第に口にしてみる、噛んでみるという行動をたくさんします。

 

猫は肉食動物のため、犬歯と呼ばれる牙は鋭く、噛むと引っかかるような形になっています。

 

子猫といえど、噛まれると大変痛く、噛み癖がついたまま成猫になると、大きな怪我になることもあり大変危険です。

 

私も長年猫と共に暮らしてきて、この『噛み癖』には色々と悩まされてきました。

猫に噛まれて、手が傷だらけや血だらけになったこともあります。

 

周りの人が、ちょっと引いてしまうような、深いキズが出来たこともありました。

ですので、子猫のうちにこの『噛み癖』を、出来るだけ軽減させることをオススメします。

 

猫を複数飼ってる場合は、噛み合いながら噛まれる痛さや力加減を覚えていくので、猫同士に任せるのが一番です。

 

しかし、1匹だけの場合などは、人間がそのことを教えてあげる必要があります。

 

子猫が噛むのにも理由がある

 

子猫には、一番噛みたがる時期というものがあります。

だいたい、生後3ヶ月~6ヶ月くらいが一番やんちゃで、好奇心も旺盛な時期だと思います。

 

それに4ヶ月を過ぎた辺りは、乳歯から永久歯に生え変わる時期なので、歯茎が痒かったり違和感からさらに強い噛み方になったりします。

 

猫の行動は、全てが狩りの行動を伴っているため、無理に噛むことを禁じてしまうと、今度は猫がストレスを抱えて、体調を崩してしまうことになりますので、気をつけなければなりません。

 

怒鳴ったり、叩いたりといった体罰も、猫の心に傷をつけてしまいますのでやめましょう。

 



子猫の噛み癖を直す効率的な方法「おもちゃ」

 

人間の手を直接使って、子猫をあやしたり遊んだりするのは、手をおもちゃと認識してしまうので、避けた方がいいです。

 

人間からおもちゃへ、意識を移させるために猫が噛んでもいい、おもちゃ(『噛みぐるみ』とも呼ばれています)を用意しました。

 

素材は、歯や口が傷つかない柔らかさがあるもの、噛み応えのあるものが好きな場合は、ヘチマ素材のおもちゃなどが良いです。

 

大きさは、子猫が手足で抱えられるような、子猫の体より少し大きめのサイズが、一番興奮するので良いと思います。

 

人間に噛みつこうとしたら、すかさずこの噛みぐるみを出して猫に与えました。

猫じゃらしも鉄板ですね。

 

よく興味を引いてくれます。

昔からロングセラーなのには、ちゃんとした実績があるからなんですね。

 

好奇心旺盛なこの時期に、遠くに投げたりする遊びを覚えると、ワンちゃんのように取って戻って来てくれる子にもなったりします。

 



猫の獲物を狩る習性=狩りへの不満を減らすことが噛み癖軽減に繋がる

 

その他には、カラカラと音のなるもの振ったりして、興味を逸らすのも有効でした。

 

私は手作りで、ラベルを剥いだ500mlのペットボトルに、小さな穴を開けて、フードを数個入れたものを使用したりしました。

 

このおもちゃは、ペットボトルが透明なので中身が見えますし、フードの香りもありますので興味を引きます。

 

遊んでいると、小さな穴からフードが出てくるので、子猫はご褒美と達成感も得られます。

(猫は音に大変敏感なので、イタズラや他の猫とのケンカを止めさせる時も、この方法は役立ちました)

 

もしも手を噛まれた時は手を引かず、逆に子猫の口の奥に手を少し押し込みます。

この時に「痛い!」と声を出すのも有効です。

 

 

子猫は、苦しくなって嫌がり口を離します。

これは噛むと嫌なことが起こると、覚えていきます。

 

上記のことを根気よく繰り返していくと、一人遊びを覚えるようになってくるので、人間への攻撃の興味が次第に薄れていきます。

 

それから、おもちゃを使っての遊びをする時は、必ず遊びを終了する際に、獲物を捕まえたという満足感を与えてあげるのもポイントです。

 

噛みぐるみや猫じゃらし、ネズミのおもちゃなら捕まえさせて終了する。

レーザーボインターなら、レーザーの光を捕らえたところで終了するといった感じです。

 

そうすることで、狩りへの欲求不満を抱えることが少なくなり、落ち着いた子になっていきました。