メスのマンチカンを飼い始めた
私がマンチカンを飼い始めたのは、小学生の6年生頃です。
父の知人が飼っていた、メスのマンチカンを譲り受けることになり、我が家に初めてのペットがやってきました。
やってきたマンチカンはすごく大人しく、大事に飼われていたためか、すごく人懐っこかったです。
さすがにやってきた初日は、環境の変化に戸惑っていたためか、部屋の箪笥の隅にちょこんと入り込み、しばらくその場所を動きませんでした。
その場所で、じっとしていたので、私たち家族も必要以上にはかまわず、自然に慣れてくるのを待つことにしました。
おなかが減ったのか、その夜そっと出てきて、えさをぽりぽり食べてくれたので、とてもほっとしたことを覚えています。
トイレの場所もすぐに覚え、粗相は一度もありませんでした。
餌の場所、トイレの場所を覚えてからは、低かった腰も普通の高さにもどり、少しずつ我が家に慣れていってくれました。
マンチカンの特徴とは?一般的なマンチカンと比べてみた
我が家にやってきたマンチカンは、脚がとても丸くぷくぷくしていました。
脚が短いのがマンチカンの特徴ですが、一般的なマンチカンよりも、まんまるの脚をしていたので、名前は「まるちゃん」と名付けました。
目はくりくりで、驚くと黒目が大きくなり、きょとんとした顔がかわいらしく、我が家は数日でまるちゃんのトリコになってしまいました。
まるちゃんの好きな場所は、2階の出窓です。
外をじっと見下ろして、一日のうち数時間はその場所で寝たり、とても大人しく過ごしていました。
手のかからない、育てやすい猫だったと思います。
動きもゆっくりとしていて、ばたばたと室内を駆け回ることは、そんなに多くありませんでした。
猫のマンチカンの鳴き声と習性とは?
まるちゃんが珍しく興奮するのが、外から他の猫や、犬の鳴き声が聞こえたときです。
耳をぴっと大きくして、周囲をきょろきょろ。
うーっ、と低い声を出すこともありました。
その後は、決まって爪とぎをがりがりします。
まるちゃんは基本、決まった爪とぎでがりがりしてくれましたが、ソファをばりばりすることもあり、その点は少し困りものでした。
しかし壁紙やカーテンには興味がなかったのか、被害はソファだけだったので、猫ちゃんの中では被害が少ないほうかもしれません。
マンチカンは人間に懐きやすく甘え上手な猫
犬と違って「お手」「おかわり」などはできませんが、まるちゃんは「おいで」と呼ぶと、ゆっくりと立ち上がって私の膝に乗ってきてくれました。
飛んでくるわけでなく、ゆっくりのそのそやってくる様子が、また可愛らしくたまらないんです。
ブラッシングしてあげると、ごろごろと音を鳴らしてくつろぎます。
調子がいいと、お腹を丸出しにして、ブラッシングしてと訴えて、ごろごろと体を転がします。
ころんころんと動くまるちゃんは、癒しのかたまりで、相当人間に心を許している猫だったと思います。
マンチカンは運動量が多い?短い足で駆け回る可愛い猫
一般的にマンチカンは、よく動き運動量が多いので、キャットタワーなどを設置するべきという話も聞きます。
我が家は、田舎にある大きな一軒家だったので、遊び場所を自分でみつけて、時折とことこ短い脚で走ったりする姿もみかけました。
とはいえ、まるちゃんはかなり運動量が少なかったと思います。
体形も、ややぽっちゃりしていて、今思えばやはり高さのある場所を、キャットタワーなどで確保してあげて、きちんと上下運動をさせてあげないと、いけなかったなと反省しています。
猫のマンチカンは手がかかりにくいので、とても飼いやすい
メスのマンチカンは、わりとクールで飼いやすいと言われていますが、まるちゃんも例に漏れず、手のかからない猫だったと思います。
家族で家を空けることは少なかったですが、寂しがり屋だなという印象はほぼなく、気ままに生活を楽しんでいるなと感じていました。
逆に構いすぎると、ちょっと面倒そうにその場を去ってしまって、こちらが寂しい思いをしたくらいです。
我が家にやってきたメスのマンチカンは、総括するとかわいさとクールさを持ち合わせた、飼いやすい猫だったと思います。
しかしほどほどにイタズラもあり、暴れん坊な一面ももちろんありました。
これからマンチカンを飼いたいなと考えている方には、その猫ちゃんの個性をしっかり感じ取って、猫ちゃんが暮らしやすい、幸せな環境を作ってあげてほしいなと思います。